RFIDサービスの現状

RFIDサービスの現状

にわかに拡がるRFID活用

RFIDとは、電波でRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムのことです。
RFIDを活用するために必要なタグが高価であったこともあり、出始めの頃はリユース商品には向くが、ワンウェイには向かないとまで言われていました。

近年、技術の発展と需要が高まったことで、RFタグの価格が大きく下がり、アパレル最大手のユニクロ・GU(ファーストリテイリング社)の完全RFID化を行いました。

今、アパレル市場では空前のRFIDブームが来ていると言えるでしょう。
アパレルで一定の評価を残したRFIDですが、今後、その他の食品や雑貨もしくはEC等にどこまで浸透するかは、RFタグの低価格化と合わせて注目していきたいところです。

顧客が直面する課題

RFタグ自体の価格は年々下がってきているが、そのタグを読み取る環境づくりや受信機の専用機器と機材に対応するシステム開発など、高額な投資を決断しなければ始めることはできません。店舗等も含めた戦略を綿密に行う必要があります。
また、RFタグをどの時点で商品自体に取り付けるかによって、得られる効果(コスト)に大きく差がでるため、RFIDの導入=コストダウンとならないことにも注意が必要です。

エスプールロジスティクスのRFIDサービス事例

エスプールロジスティクスのRFIDサービス事例

提案事例①

課題

店舗のオペレーションを簡素化し、これらの人手不足を踏まえ省人化に対応できる体制作りができていませんでした。

提案内容

物流センター側を全てRFID化することにより、店舗側もレジも含めてRFIDで処理できるように提案しました。生産地でのタグの取り付けは難しいため、センターで入庫時に取り付けし、出荷・棚卸し対応をRFIDで行う体制作りを実施しました。

効果

センターから店舗への納品をRFID化することにより、店舗での入荷から店頭へ並べるまでのスピードが格段に速くなりました。また、店舗での棚卸しが以前に比べて90%改善され、一定のコストダウンも実証されました。

RFIDの可能性

レンタルサービスの導入

建築現場の足場や冠婚葬祭用の洋服などのレンタルビジネスでは、早くからRFIDで管理し、正確性とスピードを両立した物流サービスが展開されています。
元々タグが高価であったため、複数回使用する商材でしか利用価値がないとされていた局面も合わせ、タグが低価格になってきた今も、レンタルビジネスとの相性は非常に高いと言えます。

コンビニ導入・無人レジ

レンタルサービスやアパレルでは効果が実証され、既に多くの稼動が始まっていますが、食品業界でもコンビニ商品へのRFIDサービス展開が検討されています。

賞味期限や在庫などの管理やセキュリティー面を確保しつつ、店舗販売の無人対応を目指しています。
労働人口減少の背景もあり、サービス実施に向けての期待は高まっています。コンビニ内の売上でも主力といわれる飲料品(特にペットボトル飲料)は、RFIDの弱点でもある液体をどう克服するかで、今後の普及スピードが決まってくるといっても過言ではないでしょう。

販売支援も可能!?

アパレル業界では、店内でのスムーズなレジ会計や棚卸しの簡易さやセキュリティーの使用だけではなく、トレーサビリティを活用した新しいダイレクトマーケティング実施が加速しています。

具体的には、試着室に持ち込んだ商品や手にしたが購入にいたらなかった商品を顧客の固体情報とリンクさせ、DM等でセール案内を行い、購買意欲を掻き立てるといったものです。
こういったことが将来的にできるのも今後のRFIDの普及加速につながっていくと考えられます。

まとめ

物流とRFIDはこれから先はもっと密接な関係になっていくでしょう。
今まで主流とされてきたバーコードやQRコードをしのぎ、多くの情報を持ちながら個体管理ができるRFIDが主流となる日も夢ではありません。

しかし、そこにいたるまでには電子タグの低価格化が必須で、より多くの事業体が採用することで1枚あたりのコストは下がっていくと見られます。
また、これからの物流で自動化を進めていくにあたって、RFID技術が役に立つことは紛れもない事実でしょう。