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経営方針

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社会課題と企業課題、その両方を解決する、ソーシャルビジネスを次々と。

社会課題と企業課題、
その両方を解決する、
ソーシャルビジネスを次々と。

エスプールグループの経営の基礎となる基本方針を掲載しています。
基本理念をはじめ、経営指標や対処すべき課題についてご説明いたします。

1. 会社経営の基本方針

当社グループは、「アウトソーシングの力で企業変革を支援し、社会課題を解決する」を企業理念に掲げております。事業活動を通じて社会課題を解決するソーシャルビジネスを推進することで、新たな社会的価値を創造し、社会にとって必要不可欠な存在となることを目標としております。また、経営面では、ポートフォリオ経営を基本方針とし、社会貢献性及び付加価値が高く、景気変化に強い事業を異なる事業領域で複数展開してくことで、いかなる環境変化にも負けない企業体となることを目指しております。
国内経済においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、依然として先行きは不透明な状況となっております。このような中、ビジネスソリューション事業においては、景気変化の影響が相対的に小さい障がい者雇用支援サービス、コロナ禍においても市場拡大が続く通販の発送代行サービス(ロジスティクスアウトソーシングサービス)を中心に事業拡大に取り組んでまいります。障がい者雇用支援サービスでは、障がい者雇用を定める法定雇用率が2021年3月より2.2%から2.3%に引き上がることから、企業の障がい者雇用に対する関心が高まっております。これら需要の積極的な取り込みを図るため、大阪エリアに農園を初開設し、三大都市圏全てでのサービスの提供を開始いたします。巣ごもり消費の拡大により追い風が続くロジスティクスアウトソーシングサービスについては、通販の発送代行サービスの拡大に向けて、つくばセンターの拡大移転を進めてまいります。一方、人材ソリューション事業においては、有効求人倍率の低下など足元では人材派遣需要に対する逆風が強まっていますが、当社グループが得意とするコールセンター業務については、コロナ禍の中でも人材需要は堅調に推移しております。強みであるグループ型派遣を強化し、顧客内シェアを高めるNo.1戦略をより一層推進するとともに、新規顧客獲得による総合的な底上げを図ってまいります。
また、新たな成長機会の獲得を目指し、今後の市場拡大が期待される環境ビジネス分野での事業展開にも積極的に取り組んでまいります。同分野においては、CO2の排出量算出やカーボンオフセット仲介など環境経営の支援に関するサービスを提供するブルードットグリーン株式会社(2020年6月に子会社化)を中心に展開してまいります。

2. 目標とする経営指標

当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するために収益性を重視しております。その指標としましては、連結売上高営業利益率10%以上の継続的な維持を目指しています。

3. 中長期的な経営戦略

当社グループは、社会的価値と経済的価値の両立を実現することを中期的なビジョンとし、ソーシャルビジネスを通じて新たな社会的価値を提供することと、高い収益性を確保することで成長への投資と株主の皆さまへの安定的な還元の双方を実現することを目指しております。また、経営面では、環境変化に強い企業グループを目指すポートフォリオ経営を基本戦略とし、以下の3点を重点戦略として定めております。

  • 既存事業の深掘りによるオーガニック成長の継続
  • 新たな事業領域における成長機会の獲得
  • ESGを軸とした経営基盤の強化

4. 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループは、持続的な成長を実現していくために、以下6点を対処すべき課題として認識しております。

① 既存事業の深掘りによる継続的な発展
当社グループは、持続的な成長を実現するには、既存事業の継続的な発展による安定的な収益基盤を構築することが重要であると考えています。根幹となる既存事業においては、現在の事業領域で継続的な収益を確保しつつ、派生事業の開発に取り組むことで収益構造の多様化を進めてまいります。また、長期的視点での成長を確実なものとするために、既存サービスの継続的な改善及び高付加価値化によって競争優位性を着実に高め、お客様との強固な関係の構築に取り組んでまいります。

② 主力事業への依存度の軽減
当社グループは、主に雇用に関する社会課題の解決を目的とした人材サービスを展開していますが、人材派遣サービスと障がい者雇用支援サービスの主力2事業の連結営業利益における構成比は95.7%を占めております。今後の事業を取り巻く環境の変化等により売上が急激に減少した場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があるため、主力2事業に次ぐ新たな収益の柱の構築が急務であると認識しております。具体的には、ロジスティクスアウトソーシングサービス並びに採用支援サービスなど成長軌道に乗りつつある事業のより一層の推進を図るとともに、今後の市場拡大が期待できる環境ビジネス領域など新たな事業領域での成長機会の獲得を目指してまいります。

③ DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
新型コロナウイルス感染症対策をきっかけとして私たちの生活や経済活動はオンラインを前提とした業務への移行が進んでいます。また、ダイバーシティ推進の側面からも、多様な働き方を支える環境構築には優れたITシステムの整備が必須となっています。こうした環境変化に対応するため、当社グループでは、DXに対応したITやデジタル技術、蓄積データの活用を推進することで、業務の効率化、生産性の向上、営業力の強化を図り、より一層の競争力向上を実現してまいります。

④ 社会的感度の高い人材の採用・育成
「社員の成長が会社の成長につながる」という方針のもと、当社グループのビジョンに共鳴する優秀な人材を採用し育成を続けることが重要であると考えております。ソーシャルビジネスの推進に必要な資質、具体的には社会変化や課題を敏感に察知し、主体的に解決に取り組むことのできる人材の採用を積極的に進めるとともに、若手リーダーの育成にも注力してまいります。

⑤ ダイバーシティの推進
当社グループは、女性をはじめとする多様な人材が長期的に活躍することで企業の競争力を高めることを目指しております。全ての従業員が長く安心して働くことができるように、各グループ会社の特性に合わせた人事制度の導入を段階的に進めているほか、新卒育成プログラムに基づくジョブローテーションの実施など退職抑制のための取り組み、ブーメラン制度(退職した従業員の出戻り制度)の活用など、環境整備に注力しております。

⑥ 新型コロナウイルス感染症への対応
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大は国内外における経済活動に多大な影響を与え、依然として先行きは不透明な状況となっております。このような状況のもと、当社グループでは、障がい者雇用支援サービスにおける農園設備や人材派遣サービスにおける採用拠点といった各事業における主要施設において、感染予防対策として抗菌・抗ウイルスコーティングを実施するとともに、日々の活動においても衛生管理の徹底した上で事業運営を行っております。また、経営の安定性を図るための手元流動性の確保、リモートワークやWeb会議、Web営業の実施など、様々な取組みを立案、実行し、その影響を最小限に抑える努力を継続してまいります。