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いまある社会課題を未来に残さない
次世代が安心して暮らせる社会づくりに貢献

平素より御高配を賜り、誠にありがとうございます。

「アウトソーシングの力で企業変革を支援し、社会課題を解決する」
この社会的使命を実現するためにエスプールは1999年に創業しました。

24期目となった2023年11月期は、コロナ禍から日常の生活をようやく取り戻しつつある一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰や円安の進行などにより、経済動向は依然として先行き不透明な状況が続きました。
そのような中、当社グループは、社会貢献性が高く付加価値の高い事業を複数展開するポートフォリオ経営を推進してまいりました。ビジネスソリューション事業においては、主力の障がい者雇用支援サービスや急成長中の環境経営支援サービスなど、ほぼ全てのサービスが増収となりましたが、利益面については、先行投資の影響等により小幅増にとどまりました。人材派遣サービスを主力とする人材ソリューション事業においては、販売支援業務の売上回復は進んだものの、コールセンター業務のコロナ関連の売上減少の影響が大きく、大幅な減収減益となりました。
以上の結果、売上高は257.8億円(前年比3.3%減)、営業利益は26.1億円(前年比15.3%減)、経常利益は26.8億円(前年比13.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は17億円(前年比5.7%減)となりました。

2024年11月期(第25期)については、再び増収増益への転換を図るとともに、次の10年の成長を見据えた新たな事業戦略を推し進めてまいります。当社グループの中でも、優良な顧客基盤を有し、高い成長が期待できる「障がい者雇用支援サービス」、「環境経営支援サービス」、「広域行政BPOサービス」を重点注力分野としてまいります。それぞれの分野では、既存サービスの深化によるオーガニック成長に加え、新規事業開発やM&Aを通じて事業領域を拡大していくことで新たな成長を追求してまいります。また、人材アウトソーシングサービスについては、上期中には売上減少に歯止めを掛けつつ、再成長に向けた基盤構築に取り組んでまいります。

未来に向けて、エスプールグループは、 持続可能な社会の実現の一翼を担う存在となるとともに、 日本を代表する社会的企業を目指してまいります。
今後とも皆さまのご理解と一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

代表取締役会長兼社長
浦上 壮平